自衛隊当直中に車のトランクに隠れて外出、未成年隊員と飲酒 不正外出ほう助の海士長(20)も懲戒処分 海自鹿屋航空基地

〈資料写真〉海上自衛隊鹿屋航空基地

 海上自衛隊鹿屋航空基地(鹿児島県鹿屋市)は4日、当直勤務中の男性隊員2人の不正外出をほう助したとして、第1整備補給隊の男性海士長(20)を停職10日の懲戒処分にした。

 基地広報室によると、勤務外だった海士長は2月3日午後10時半ごろから同4日午前5時ごろまでの間、当直中の隊員に誘われ、同じく当直中だった未成年隊員を含む2人を乗せて、誘った隊員の私用車を運転。2人はトランクルームなどに隠れ、基地外へ不正に外出し、同市内の飲食店で飲酒した。

 別の隊員が飲酒運転で摘発され、基地による関連調査で発覚した。誘った隊員は、不正に外出し、未成年隊員の飲酒をほう助したなどとして3月27日に停職13日の懲戒処分を受けた。未成年隊員は調査中。

 1整備補給隊司令の藤本好央1等海佐は「引き続き服務指導と身上把握を徹底し、再発防止に努める」とコメントを出した。

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