タイヤや自転車、会社の備品保管も…なぜ?増える「屋内トランクルーム」コロナ禍経て需要増加

最近街なかでよく見かけるようになった「トランクルーム」。新型コロナの影響で需要が増えたといい、福島県郡山市には県内最大級の屋内型トランクルームがオープンしました。

関根佑記者「郡山市の街なかにオープンしたトランクルーム。中を見ると様々なサイズの部屋があり、上を見ると空調が整備されています」

郡山市朝日に5月にオープンした、県内最大級の屋内型トランクルーム。県内外で土地活用事業などを手がける郡山市の会社が運営しています。

東日本ダイワ 安藤泰斗さん「利用者の方にはカードキーをお渡ししていて、エントランスでかざして入っていただく」

「空き地」活用で自治体とも連携

屋内型トランクルームの特徴は、空調が完備されていること。そのため、湿度に敏感な衣類や大切な書類なども安心して預けることができるといいます。

安藤さん「部屋の種類も6種類あるので、利用者の方によっていろいろな使い方で使っていただければ」

一方、この会社では、自治体と連携した事業にも取り組んでいます。去年オープンした別のトランクルームは、郡山市が所有する空いていた土地を借りて有効活用したものです。これにより、市では新たな財源の確保に加え、清掃や防犯などの維持管理費用を減らすことができるといい、すでに半分以上の部屋が埋まっているということです。

なぜ?コロナ禍経て需要増加

県内21か所でトランクルームを運営している東日本ダイワの安藤さんによると、コロナ禍でテレワークが普及したことで、オフィス機能を縮小する企業が増え、会社の資料や備品を保管できるトランクルームの需要が高まっているといいます。

また、個人の利用者は、タイヤや自転車のほか、趣味のアウトドア用品などを保管する人がいる一方で、引っ越しの際に短期間だけ家具を預けるケースもあるということです。



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