【AI動画】二十四節気「芒種」

【AI動画】二十四節気「芒種」

 【新華社北京6月5日】「芒種」は、二十四節気の9番目で旧暦5月頃に到来します。旧暦5月は「百毒の月」とも呼ばれます。日ごとに暑くなって、多くの地域では梅雨に入ります。ヨモギを採りその香袋を掛けたり、蚊避けの煙をたいたり、ショウブを掛けたりして、虫を駆除する風習があります。

 芒種は麦の収穫や田植えなど、農作業が一年で最も忙しい時期ともなります。芒種の頃、中国の受験生は大学入試を迎えます。努力の結果が実を結び、美しい将来への種をまきます。また、この時期は花がしおれ始めることから、花の神へ感謝の気持ちを表すために祭祀を行い、来年再会できるよう送別の宴を開きます。

 中国の南方では、梅が熟す季節となります。梅にはさまざまな栄養や保健機能があるが、生の実は酸味や渋みがあり、食用にするには加工が必要で、これを「煮梅」ということです。三国志の英雄の一人、曹操が青梅と熱燗で劉備を迎え、天下の英雄を論じたことから、青梅酒と「青梅、酒を煮て英雄を論ず」の逸話が残っています。

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