賭博店を摘発、常習賭博などの疑いで従業員3人と客2人を逮捕 鹿児島県警など6県が合同捜査

鹿児島県警が押収したスロットマシン=5日午後、鹿児島中央署

 鹿児島中央署と県警生活環境課、同組織犯罪対策課は5日までに、常習賭博の疑いで、いずれも賭博店従業員の30歳女=鹿児島市下荒田3丁目、28歳男=南さつま市金峰町宮崎=を現行犯逮捕、26歳男=鹿児島市下荒田3丁目=を逮捕した。賭博をした客の男2人も単純賭博の疑いで現行犯逮捕した。

 従業員3人の逮捕容疑は5月27日午後10時55分ごろ、共謀し、鹿児島市松原町のマンション8階の一室でスロットマシンを使って、客の男2人に賭博をさせた疑い。県警は従業員3人の認否を明らかにしていない。県警は同日、スロットマシン17台と現金約202万8000円を押収。暴力団などの資金に流れていなかったかも調べる。

 県警によると、情報提供があり捜査を進めていたところ、神奈川県警から「鹿児島にスロット台が流れている」と情報があった。両県警を含む計6県警が合同で捜査し、一斉摘発した。

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