江西省の500年以上の歴史誇る篁嶺村が「装いを新たに」して人気観光地に―中国

江西省上饒市婺源県の歴史ある篁嶺村が観光客でにぎわっている。

江西省上饒市婺源県の歴史ある篁嶺村が観光客でにぎわっている。中国の伝統的な建築流派「徽派建築」の民家が建ち並び、各種穀物が天日干しされ、周りには青々と木々が茂る山が広がり、近くでは美しい川が流れるなど、一歩歩くごとに景色が変わり、その各シーンを観光客が次々とカメラに収めている。人民網が伝えた。

高い山の中にあり、山に囲まれている篁嶺村には500年以上の歴史があるにもかかわらず、過疎化が進み、約180世帯が68世帯にまで減り、空家が増え、田畑は荒れていた時期があったことはあまり知られていない。

しかし、観光開発が篁嶺村にターニングポイントをもたらした。2009年、篁嶺村を保護するために、村民が新しい村に建設された新しい住宅に移り住み、投資誘致の形で、企業が村を観光地として開発し、管理するようになった。

篁嶺村を保護するために、古い建築物100棟以上の修理・補修が行われ、村を流れる川の周りの木々を含む生態環境の保全が実施されたほか、秋の収穫物を天日干しする「晒秋」など、同村ならではの一連の風習を文化ブランドとしてPRし、世界へと発信した。

今の篁嶺村には修理・補修された明や清の時代の建築物が並び、広大な段々畑の景色が広がり、無形文化遺産10件以上を継承し、情緒あふれながらも、ほのぼのとしたムードを漂わせている。さらに、美しい景色が自慢の民泊施設、流光森林公園のナイトツアーといった新たな業態が打ち出され、歴史ある村に新たな活力が注入されている。(提供/人民網日本語版・編集/KN)

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