【バレーボール】左のエース・西田有志が己の役割を全う「オポジットなので決めるだけ」

己の役割を全うした西田有志(Volleyball World提供)

バレーボール男子日本代表の西田有志(パナソニック)は〝己の役割〟を最後まで全うした。

ネーションズリーグ(VNL)予選ラウンド男子第2週福岡大会2日目(5日、北九州市・西日本総合展示場)で世界ランキング12位のドイツと対戦した同4位の日本は、第3セットを終えて1―2と苦しい展開を強いられた。それでも、西田は懸命に腕を振り続け、チームトップタイの21得点をマーク。チームも第4セットをもぎ取ると、運命の第5セットは後半に引き離し、3―2で勝利を収めた。

白星に大きく貢献した西田は「今日みなさんハラハラしたと思うが、僕たちもハラハラしていた」と苦笑いを浮かべながらも「ドイツも全員がすごいバレーをしていた。その中で勝ち切れたことはチームとしてすごくいい経験になった。(個人としても)オポジットなので決めるだけ。シンプルな考えで仕事を全うできたことはよかった」と声を弾ませた。

7日の強豪・ポーランド戦は、日本の実力を試す絶好のチャンス。左のエースは「すばらしい選手がたくさんいるが、僕らは勝ちに行く。勝つことが自分たちに一番得られる経験になる。ポーランドだからという考えではなく、シンプルに自分たちのバレーが通用するところを見せられたら」と腕ぶした。

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