【ドラゴンゲート】YAMATOが箕浦康太との敗者髪切り戦制す 7・21神戸でドリーム王座挑戦へ

箕浦康太(右)との髪切り戦を制したYAMATO

ドラゴンゲート5日の後楽園ホール大会で、YAMATO(42)が箕浦康太(25)との敗者髪切りマッチを制した。

「ALL TOGETHER」(5月6日、日本武道館)で3カウントを奪われた箕浦に要求されて実現したカベジェラ戦。R―301(変型ファルコンアロー)、ガング(変型ボム)と猛攻にさらされたYAMATOだったが、全知全能のフランケンシュタイナーで反撃に転じていく。

一進一退の攻防から掟破りのギャラリア(変型ドライバー)を浴びながらも、3カウントは許さない。打撃戦で互いの意地をぶつけ合うと、強烈なラリアートを連発する。ギャラリアこそカウント2で返されたものの、最後は奥の手ラグナロク(変型ドライバー)で激闘に終止符を打った。

試合後のリング上で「令和新世代」と呼ばれる箕浦の実力を認めたYAMATOは「俺は別にコイツの髪の毛なんか興味ねえんだよ。コイツの髪切りはナシだ。お前だってよ、本気で坊主になりたくてこの髪切りマッチ、挑んだわけねえよな?」と呼びかける。しかしケジメとして自らの頭にバリカンを入れた敗者に対し「今日の髪切りマッチ、この俺が大差をつけてコールド勝ちだ。だけどな箕浦、今がどん底か? ここから俺のところにはいあがってこい。そしたらもう1回、1対1でやってやる」と約束した。

前日4日後楽園大会では土井成樹、ドラゴン・キッド、横須賀ススム、Kagetoraとのベテラン勢で結成した新ユニットを「パラドックス」と命名した。結成理由を「新世代に俺らがカツを入れるため」と説明したYAMATOは「俺らが最前線に立っていた5年前か6年前か…。悲しいけど、こんなに空席だらけじゃなかった。何だ? 何が足りないんだ? ドラゴンゲートに今、何が足りないんだ? …分かった。YAMATOが足りねえんだ」と豪語。前日4日後楽園大会で団体最高峰のオープン・ザ・ドリームゲート王者となったBen―Kに挑戦を表明した。

令和新世代の一角でもあるBen―Kもこれを受諾し、団体の年間最大興行7月21日神戸ワールド記念ホール大会での王座戦が決定。YAMATOは「俺はこんな安っぽい言い方したくないけど、このリングに命かけてますよ。それくらいの意気込みで毎日リングに立ってる。俺はまたこの後楽園を超満員に戻したいんだよ。今の若いヤツら、令和新世代にも、超満員の後楽園を味わわせてやりたいんだよ。そのためには俺の腰にもう一度ドリームゲートが必要だ」と、団体再興を誓っていた。

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