「大谷翔平は被害者」MLB声明にバウアーが「私も詐欺の被害者だが」と持論→ファンは辛辣な反応「ただ君をチームに入れたくないだけ」

昨シーズン、DeNAでプレーし10勝を挙げたトレバー・バウアーが6月4日、水原一平被告の有罪が確定したことを受け、自身のXで自らの現状に対して疑問を呈した。

現地時間の4日に水原被告は、銀行詐欺罪と脱税の罪を正式に認め、有罪が確定。これを受け、大谷をこよなく愛するジャーナリストとして有名な『FOX Sports』のMLBアナリスト、ベン・バーランダー氏は、自身のXで「これでショウヘイ・オオタニに対する捜査は正式に終了し、彼は詐欺の被害者としてみなされる」と見解を綴り、MLBによる声明も併せて記している。

すると、バウアーがこの投稿に反応。バーランダー氏に返信する形で「私の場合はどうなのか? 私も何の罪にも問われておらず、詐欺の被害者でもある。なぜ(メジャーに)戻ってプレーするのを許されないのか?」と持論を展開した。

バウアーはドジャースに所属していた20年にサイ・ヤング賞を受賞したが、翌21年に女性から性的暴行を受けたとの訴えを受け、22年にMLBから2シーズン分にあたる324試合の出場停止処分を課せられた(その後194試合に軽減)。23年1月にはドジャースを解雇され、同年にDeNAでプレー。23年シーズンを終えるとDeNAを退団し、メジャー復帰を目指して現在はメキシコリーグのメキシコシティ・レッドデビルズに所属している。

バウアーの投稿に対して、ファンからは擁護する声も上がったが、多くは「MLBは君を必要としていないんだ。それは彼らの特権」「結局、そういうこと言うからだよ」「認められてはいる。ただ、誰も君をチームに入れたくないだけだ」「きっとこんな投稿をしていれば、MLBで投手としての仕事に就けるだろう」などと、辛辣な意見が寄せられた。

構成●THE DIGEST編集部

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