【現地取材・VNL】石川祐希でも高橋藍でもない…男子バレーのグッズが“朝イチ”で即完売する意外な人物とは?

バレーボールネーションズリーグ(VNL)の予選ラウンド第2週が6月4日、西日本総合展示場(福岡・北九州市)で開幕。連日、約8000人もの観客が訪れ賑わいを見せるなか、グッズの売り上げも上々だという。

この日も大会会場に隣接する出展ブース(あさの汐風公園)を訪れると、ほとんどのグッズは売り切れ。とりわけ女性ファンが多く、どこもかしこも長蛇の列をなしている。まさに今の男子バレー人気を象徴する凄まじい光景だった。

在庫状況をスタッフに聞いてみると、「男子日本代表戦が期間中4試合あるのですが、4分割にして在庫を確保しているので、その日売り切れたとしても次の代表戦のときには、すべてあるように準備している」とのこと。ただし、当日中の補充はないため、売り切れた時点でその日の販売分は終了となる。

また、人気選手の石川祐希と高橋藍のグッズの在庫に関しては「多めに確保している」としたうえで、「すぐなくなるということはないけれども、午後のほうが売れ行きがよい」という傾向があるそうだ。
一方で、石川や高橋よりも先にグッズが売り切れる選手がいるという。リベロの小川智大だ。「朝イチで小川選手のすべてのグッズはほぼなくなります。元々の数が少ないというのもあるのですが、Tシャツ、フェイスタオル、マフラータオルは小川選手が1番になくなる」とここ2日間の印象を述べた。

グッズの販売時間は、「日本戦がある日に関しては、チケットを持っている方を優先にしていて、9時半から」とのこと。「7時半の時点で100人くらい並んでいる。9時半から順次ご案内をしているが、その間に小川選手のグッズはなくなっている」と衝撃の事実を明かした。

現場スタッフも「予想を上回っている」と語るほど、加熱していく男子バレーフィーバー。なお、ガチャポンも設置しており、こちらも人気があるとのことだ。

取材・文●大田更紗

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