ラリーカーが鉄道文化むら(群馬・安中市)に、電機機関車と“競演” 8、9日は碓氷峠舞台に全日本ラリー

鉄道文化むらに展示されたラリーカー

 碓氷峠(群馬県安中市)の国道18号旧道など西毛エリアを舞台に8、9の両日開かれる全日本ラリー選手権第5戦「モントレー2024」を前に、大会に出場するラリーカーなど3台が5日、同市の碓氷峠鉄道文化むらに展示された。訪れた人が、かつて活躍した貴重な電機機関車との組み合わせを楽しんだ。1台は9日正午ごろまで展示予定。

 5日は、群馬県伊勢崎市出身で同選手権優勝経験があるラリードライバー、新井大輝さん(30)が「地元を盛り上げたい」とラリーカーを紹介するイベントを企画。当日参戦する車両なども展示し、車内を丁寧に案内した。招待された子どもたちはラリーカーと鉄道車両をじっくりと見学していた。

 国道18号旧道でのラリーは8日午後の予定で、鉄道文化むら付近から続く旧信越線の廃線路を利用した遊歩道「アプトの道」から国内最高峰ドライバーたちの迫力ある走行を観戦できる。新井さんは「観戦エリアは鉄道が走っていた場所で、ラリーと地元の文化や歴史を知ってもらう機会になる。優勝するつもりでいきたい」と意気込んだ。

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