イオン、ご当地マイバスケット販売 県内は福島西高生がデザイン

(写真上)店頭で「ご当地マイバスケット」をPRする生徒たち(写真下)福島西高生がデザインしたシールの一部

 イオンは今月から、東北6県のグループ計163店舗で「ご当地マイバスケット」の販売を始めた。福島県内では、福島西高デザイン科学科の生徒らが発案したキャラクター「エシカル博士」のシールを貼ったバスケットをイオン、イオンスタイル、イオンスーパーセンターの計9店舗で販売している。

 「環境の日」の5日は、シールをデザインした同校の生徒5人がイオン福島店(福島市)の店頭に立ち、来店客にデザインに込めた思いを伝えた。

 「エシカル博士」は、地球環境や社会問題などに配慮した商品を選ぶ「エシカル消費」を普及させるため県などと共同で開発したキャラクター。シールには博士のイラストとともに〈1〉手前の商品を取る〈2〉必要なものだけ買う〈3〉使えるものは再利用―などのメッセージが描かれている。

 店頭に立ったのは、いずれも3年の近藤優菜さん、石井文平さん、斎藤妃那さん、村田奈那さん、渡辺美波さん。サブイラストを担当した石井さんは「エシカル消費を知らない人も多いので、分かりやすく伝わるよう心がけた。県民にエシカル消費を身近に感じ、知ってほしい」話した。

 県内では330個の数量限定で販売する。価格は362円。

© 福島民友新聞株式会社