日本時間６月６日、2024年オールスター・ゲームのファン投票がスタートした。ここ数年と同様に２段階構成となっており、「フェイズ１」の投票は日本時間６月６日午前１時から同28日午前１時まで。「フェイズ１」でリーグ最多得票となった選手はその時点でオールスター・ゲーム出場が確定し、それ以外のポジションの上位２名（外野手は上位６名）は「フェイズ２」の決選投票に進むことになる。大谷翔平（ドジャース）、鈴木誠也（カブス）、吉田正尚（レッドソックス）、ラーズ・ヌートバー（カージナルス）らがノミネートされている。
大谷はナ・リーグ指名打者部門、鈴木とヌートバーはナ・リーグ外野手部門、吉田はア・リーグ指名打者部門にノミネート。投手はファン投票の対象外のため、これ以外の日本人選手はファン投票の対象選手にはなっていない。大谷は昨季「フェイズ１」でア・リーグの最多得票を獲得してオールスター・ゲーム出場を決めており、今季はナ・リーグ最多得票を目指す。リーグ最多得票でなくても上位２名に入れば「フェイズ２」に進めるため、各選手はまずは上位２名（外野手は上位６名）に入ることが目標になる。
ファン投票での最大の注目はア・リーグ遊撃手部門だろうか。好成績を残しているガナー・ヘンダーソン（オリオールズ）、コリー・シーガー（レンジャーズ）、アンソニー・ボルピー（ヤンキース）、ボビー・ウィットJr.（ロイヤルズ）らがノミネートされており、熾烈な争いが予想される。特にヘンダーソンは19本塁打、OPS.957、ウィットJr.も11本塁打、17盗塁、OPS.935と素晴らしい活躍を見せており、どちらがスタメンの座を獲得するか、大きな注目を集めそうだ。
大谷の最大のライバルは本塁打、打点、長打率、OPSなどの各部門でリーグ１位の数字をマークしているマーセル・オズナ（ブレーブス）だろう。昨季ロナルド・アクーニャJr.（ブレーブス）がリーグ最多得票を獲得したように、ブレーブスのファンは球宴ファン投票に熱心なことでも知られる。大谷とオズナ以外に有力な候補は見当たらず、ナ・リーグ指名打者部門はこの２人に大半の票が集中することになりそうだ。
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