「離れる時は鍵を抜いて」 群馬・伊勢崎市内でバイク盗が急増 1月から39件 伊勢崎署が対策呼びかけ

 群馬県伊勢崎市内で今年、バイクが盗まれる被害が急増している。伊勢崎署によると、被害は1~5月に計39件確認されており、前年同期の6倍以上に。同署は窃盗事件として捜査しており、「短時間でも、バイクから離れる時は必ず鍵を抜いてほしい」と対策を呼びかけている。

 同署によると、被害は3~4月だけで計32件に上り、前年同期の16倍となった。5月には4件の被害が確認された。39件のうち36件が原付きバイクで、盗難時に鍵が付いた状態だったのは39件のうち14件と3分の1以上を占めた。

 盗まれた場所は、一戸建てや集合住宅などの敷地内が22件で最多となった。駅周辺は10件で、このうち6件がJR両毛線の国定駅周辺だった。伊勢崎駅周辺での被害は3件。店舗周辺での被害は6件だった。

 同署は転売やナンバープレートを付け替えての自己使用などの目的でバイクが盗まれているとみており、パトロールや職務質問を増やすなどしている。具体的な盗難対策として、ハンドルロックやU字ロックをかけるほか、保管場所にセンサーライトや防犯カメラを設置するよう呼びかけている。

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