父の日にチャリティー日本酒販売 永井酒造(群馬・川場村)が児童支援NPO支部に

父の日限定ラベルの日本酒を持つ永井社長

 永井酒造(群馬県川場村)は5日までに、同社が世界各地で児童支援を行うNPO「子供地球基金」の群馬支部となり、永井則吉社長と永井松美取締役が共同代表に就任したと発表した。父の日に合わせ、子どもが描いた絵をラベルに採用したチャリティー日本酒を毎年販売するほか、社会貢献活動に取り組む。

 同基金は1988年に女性起業家の鳥居晴美代表が設立した。病気や戦争、災害で心に傷を負った子どもたちを対象に、絵を描くワークショップや、アートを活用した心のケアを各地で行っている。

 同社は昨年6月、父の日に合わせた限定チャリティー日本酒を販売した。永井社長の長女、花里菜さん(16)が父をイメージして描いたひまわりの絵をラベルに採用。売り上げ38万5000円を全額、同基金に寄付した縁で同社が群馬支部となった。

 今年も父の日向けとして、昨年と同じ商品(2200円)を限定600本、販売している。同社の直売所や公式オンラインショップなどで購入できる。

 今後は2年に1度、子どもが描いた絵を選んで限定ラベルを作成し、父の日向け商品を販売していく予定。売り上げの一部を同基金に寄付する。

 永井社長は「群馬の子どもたちから、世界の子どもたちにバトンを渡す活動をしていきたい」と意気込んでいる。問い合わせは同社(☎0278-52-2311)へ。

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