【速報】ディズニー新エリアオープン ゲスト続々、映画の世界観に浸る 「映画そのまま」「待っていた」ファン感激 一体型ホテルも開業

映画「アナと雪の女王」をイメージしたゾーンで写真撮影を楽しむ来園者=6日、浦安市の東京ディズニーシー

 浦安市の東京ディズニーシー(TDS)で6日、人気映画「アナと雪の女王」などを表現した新たなエリア「ファンタジースプリングス」がオープンした。開園前には記念式典が開かれ、運営するオリエンタルランドの高野由美子会長は「この瞬間を心待ちにしていた。これまで誰も体験したことのない新たなファンタジーの世界が、訪れた皆さんを歓迎する」と期待。午前8時に開園すると、待ちわびたファンが駆けつけ映画のままの世界観に浸っていた。

 オリエンタルランドは「TDS史上最大規模の開発」と銘打ち、アナ雪のほか「塔の上のラプンツェル」「ピーター・パン」の3映画それぞれをテーマにした三つのゾーンにアトラクション4施設、飲食店4施設などを導入した。早速訪れたファンらは「映画そのままの景観」「オープンをずっと待っていた」と感動した様子を見せた。

 開園前に開かれた式典では、新エリアをイメージした衣装を着たミッキーマウスやミニーマウスが登場し、高野会長や加賀見俊夫取締役会議長らとともにオープンを宣言。高野会長は「東京ディズニーリゾートは今後も進化を続けていく」と誓った。

 開園後は、記念の旗を振る従業員から出迎えを受けながら、オープンを心待ちにしていた来園者が続々と新エリアへ。映画の世界を再現した街並みを写真に収めたり、お目当てのアトラクションに乗ったり思い思いに楽しんでいた。

 ラプンツェルのドレスに身を包み埼玉県から訪れた国東奏さん(5)は「(アトラクションが)きれいで楽しかった」と笑顔。母の恵理さん(44)は「新エリアの開発が発表された時からオープンをずっと待っていた。映画の世界そのままで涙が出るくらい感動した」と話した。

 「ラプンツェルのアトラクションを楽しみに来た」と話したのは、夫婦でディズニーファンだという神奈川県の平川拓海さん(29)と理恵さん(31)。理恵さんは「映画の世界がリアルに再現されていて迫力がある」と感激した様子だった。

 同日はパーク一体型の新ホテル「ファンタジースプリングスホテル」の開業式典も開催。熊谷俊人知事も登壇し「新エリアのオープンを機に、より一層国内外から多くの人に千葉に来てもらい、思い出に残る体験をしてもらえると確信している」と述べた。

 新エリアの総開発面積は約14万平方メートルで、総投資額は約3200億円。TDSのテーマポート「アラビアンコースト」からつながるように計画された。新エリアを楽しむには、TDSの入場券に加え、アトラクション用のチケット「ディズニー・プレミアアクセス」(有料)または「スタンバイパス」(無料)が必要となる。

新たにオープンしたファンタジースプリングスを楽しむ来園者=6日、浦安市の東京ディズニーシー

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