EIZO、“FlexScan”最大サイズの42.5型・4K液晶モニター「EV4340X」

「FlexScan EX4340X」

EIZOは、ビジネス向けモニターシリーズ“FlexScan”から、プレミアムグレードの42.5型・4K液晶モニター「Flex Scan EV4340X」(以下、EV4340X)を6月28日に発売する。価格はオープンだが、同社直販サイトでは187,000円(税込)での実売を予定している。カラーバリエーションは、ブラック/ホワイトを用意する。

本モデルは、同社がビジネス・プロフェッショナルと位置付ける、金融機関のディーリング業務やプログラミングなど膨大な情報を一覧表示したユーザーなどをターゲットとしており、より大画面のニーズに応えるモデルとして打ち出した。

コーディングなど情報量の多いウインドウでも閲覧しやすい

FlexScanシリーズは、最大で37.5型モデルをラインナップしていたが、EX4340Xが追加されたことで、新モデルがシリーズ最大モデルとなった。EX4340Xは、アンチグレア仕様のIPSパネルを採用しており、バックライトはLEDを搭載する。解像度は4K(3,840×2,160)、アスペクト比は16:9、視野角は水平178度/垂直178度、応答速度は5msとしている。

42.5型・4K表示に対応していることで、膨大な情報を一度に見やすく表示できるため、複数ウインドウを同時表示しても閲覧しやすいことが特徴だ。フルHDモニター4台分に相当するため圧倒的な情報量を一覧表示でき、一覧性に優れるためウインドウの切り替えや画面スクロールの回数が減らせることで作業効率のアップにも繋がるとしている。

4 – 6名規模の会議室での使用にも適しているとしており、また会議の効率を高める機能として最大4台のPCからの入力をひとつの画面に集約することができるPbyP(Picture-By-Picture)機能の搭載により、使い勝手の幅を広げられると同社はアピールする。また、画面のレイアウトは12種類の中から選択できる。

ビデオミーティング中をイメージした表示画面

PbyP機能は最大4台のPC接続が可能

4.0W×2基のステレオスピーカーを搭載。スピーカーはモニターのベゼル内に搭載されているため、すっきりとしたデザイン性とクリアな音声を両立している。リモコンを付属しており、音量調整/輝度調整/入力切替/電源オン・オフといった操作が可能だ。USB Type-C接続時、94Wの給電が可能で、EX4340XをUSBハブとして使用できる仕様になっている。

付属リモコン

ほかにも、使用環境の明るさに応じてバックライトの光量を最適にする自動調整機能や約1 – 300cd/㎡の範囲での調光、ブルーライト約80%カット、映り込み低減といった機能を装備する。

電子機器の国際的な環境評価システム「EPEAT」といった環境規格に適合、製品の外装に75%以上の再生プラスチックを使用、梱包材に環境負荷を低減する再生紙材を導入するなど環境に配慮した試みを図っている。

EX4340Xの主な入出力端子は、HDMI×2基、USB Type-C×2基、USB Type-B×1基、USB Typ-A×2基、DisplayPort×1基、ステレオミニ×1基、、LAN×1基を搭載。消費電力は31W(待機時0.4W)、外形寸法は966.8W×631H×225.2Dmm、質量は約15.9kg。

背面端子部

電源端子部

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