気象庁は6日（木）、向こう1か月（6/8～7/7）の天候の見通しを発表した。暖かい空気に覆われやすいため、向こう1か月の気温は全国的に高い見込み。特に、北・東日本は、期間の前半は気温がかなり高くなる所がありそうだ。

　西日本の太平洋側と沖縄・奄美は、前線や湿った空気の影響を受けやすい時期があるため、向こう1か月の降水量は平年並みか多い見込み。この方面はもともと雨量の多い時期にあたるので、大雨災害に対する備えを強めておく必要がありそうだ。

高温に関する早期天候情報

　東北と関東甲信の向こう2週間の気温は、暖かい空気に覆われやすいため高い日が多く、とくに15日（土）ごろからの5日間ほどはかなり高くなる可能性がある。このため、気象庁は「高温に関する早期天候情報」を発表し、農作物や家畜の管理等に注意するよう呼びかけけている。まだ暑さに慣れていない地域が多いため、熱中症対策など健康管理にも注意が必要だ。

早期天候情報とは
　原則として毎週月曜日と木曜日に、情報発表日の6日後から14日後までを対象として、5日間平均気温が「かなり高い」もしくは「かなり低い」となる確率が30％以上、または5日間降雪量が「かなり多い」となる確率が30％以上と見込まれる場合に発表される。

【参考】　梅雨入りの平年日
九州南部（5月30日ごろ）、九州北部（6月4日ごろ）、四国（6月5日ごろ）、中国（6月6日ごろ）、近畿（6月6日ごろ）、東海（6月6日ごろ）、関東甲信（6月7日ごろ）、北陸　（6月11日ごろ）、東北南部（6月12日ごろ）、東北北部（6月15日ごろ）