勤務時間や雇用条件…ライドシェアでどう働く? 福井県越前市でドライバー募集説明会

19人が参加した日本版ライドシェアの一般ドライバー募集説明会=6月5日、福井県越前市のハローワーク武生

 福井県と県タクシー協会は6月5日、一般ドライバーが自家用車を使って有料で乗客を運ぶ「日本版ライドシェア」の実証事業に向け、福井県越前市のハローワーク武生でドライバーの募集説明会を開いた。参加者からは「地域に役立てるなら」「デメリットや雇用条件の詳細を知りたい」との声が聞かれ、関心の高まりがうかがえた。募集説明会は6日に福井市、13日に敦賀市でも開く。

 日本版ライドシェアは、タクシーが足りない区域と時間帯に限り、タクシー事業者の管理による運行などを条件に4月に導入された。タクシー配車アプリ「GO」を使い、発着地と運賃を事前に確定する。キャッシュレス決済のため降車時に料金を徴収する必要はない。ドライバーに2種免許は必要なく、タクシー会社が雇用する。県内では福井、あわら、坂井、大野、鯖江、越前、敦賀の7市と永平寺、越前の2町で実証事業を予定している。

⇒福井県のライドシェア、9市町で7月ごろ実証事業スタート

 説明会には、タクシー運転手に興味がある人を含め40~60代の19人が参加した。県交通まちづくり課は▽平日のみ、休日のみ、夜だけなど柔軟な勤務が可能▽配車アプリからの依頼を承諾したら指定された場所へ迎えに行く▽事業者によっては自家用車ではなく会社所有の車両を使う場合もある―などと伝えた。

© 株式会社福井新聞社