GMOインターネットグループ、渋谷区とともに区立小学校のロボットプログラミングのクラブ活動を支援

GMOインターネットグループと渋谷区は、渋谷区立笹塚小学校においてクラブ活動でのロボットプログラミングの支援を6月17日に開始する。

今回のロボットプログラミング支援は、同校でプログラミングやロボットに興味を持つ児童が集まる「タブレットクラブ」の32名が対象となる。なお、渋谷区立小学校での民間企業によるクラブ活動の全面的なバックアップは、今回が初の試みになる。

渋谷区および渋谷区教育委員会は、区立小学校におけるクラブ活動など、教科学習以外の活動でも、児童たちの興味・関心のある分野を伸ばすことを支援している。GMOインターネットグループはパートナー(社員)を指導員として派遣することによって、ロボットプログラミングや学習に必要な機材提供といった包括的な支援を行う。

同社は「次世代に必要な資質・能力を持った人財を渋谷から輩出する土台作り」として2018年7月以降、渋谷地域で学ぶ小中学生の職場体験や、技術学習を支援する取り組みを継続している。2019年度からは、渋谷区教育委員会と連携した次世代人財育成プロジェクト「Kids VALLEY 未来の学びプロジェクト」に参画して、プログラミング出張授業などを実施してきた。

こういった取り組みの中で、児童や保護者から「より深くプログラミングを学びたい」という要望が多く寄せられていた。一方、専門的なプログラミング指導を教育現場だけで担うことには限界がある。そこで、同社がこれまで蓄積してきた小中学生への学習支援のノウハウを生かして、今回の渋谷区立小学校におけるクラブ活動を通じた新たな教育支援活動への協力に至ったという。

クラブ活動期間は6月17日~2025年2月17日までの全8回を予定。教材のロボットを制御して児童たちが思うように動かすためのプログラミングスキルを、GMOインターネットグループのパートナーが指導する。最終的には、各種ロボットコンテストへの出場を目指す。

これまでのプログラミング出張授業とは異なり、少人数制のクラブ活動なので一人ひとりの可能性を最大限に引き出せる、それぞれの学びに対する興味や関心を深める個別最適な指導となる。固定カリキュラムは設けずに、活動中に生じる問題に対してロボットを使って児童たちと一緒に解決策を考えることで、創造的かつ実践的な学びを促す。

GMOインターネットグループでは、技術力を牽引し、技術広報活動などグループ内における開発者コミュニティの活性化や、インターネット業界の発展に貢献する開発者を「デベロッパーエキスパート」として任命し、その活動を支援する「エキスパート制度」を実施している。今回の取り組みでは、同制度にて「デベロッパーエキスパート」に任命された成瀬允宣氏が主導する。

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