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戦国武将気分を味わえるイベント「群馬戦国御城印サミット」(事務局主催)が15、16の両日、ホテル1-2-3前橋マーキュリー(群馬県前橋市大友町)で開かれる。県内外で歴史の発信や御城印制作などに取り組む18団体が集まって御城印やグッズを販売するほか、専門家やインフルエンサーの講演なども行われる。
御城印は県内外の団体が50を超える城のものを用意。県内からは御城印の販売などを通じて歴史を発信する「群馬御城印プロジェクト」(吉岡町)や、岩櫃真田忍者ミュージアム「にんぱく」を運営する合同会社「岩櫃城忍びの乱」(東吾妻町)など、県外からは滋賀県長浜市、「ふくい城巡りプロジェクト」(事務局・福井新聞社)などが“参戦”する。
15日には歴史学者の小和田泰経さんが「関東管領上杉氏と群馬県の城」をテーマに講演。交流サイトのX(旧ツイッター)で石田三成に扮して情報を発信し、約22万人のフォロワーがいる「石田三成@ZIBU」さんも「ズッ友真田信之との絆」と題して、沼田を治めた信之と三成の書状のやり取りなどを紹介しながら2人の関係を解説する。
このほか歴史上の人物をモチーフとしたグループ「戦国茶屋娘」「中沢琴新徴組」などのパフォーマンス、武将をテーマにした料理を提供するキッチンカーの出店、甲冑の着用体験などがある。
「歴史に触れるきっかけに」
5月には、歴史を発信するインフルエンサーらが県庁32階の官民共創スペース「ネツゲン」に集い、サミットをPRした。
参加したのは、群馬御城印プロジェクトの吉沢洋紀代表(43)やZIBUさんのほか、ユーチューブチャンネル「城Tube」で発信する「戦国係長」なりさん(34)=高崎市、福島県会津若松市観光大使でインスタグラムを通して城について発信する「お城インスタグラマーKAORI」さんら。
吉沢代表は「福井や滋賀、千葉といった各地と群馬のつながり、人のつながりを御城印を通し発信できれば」、なりさんは「城好きの人とぜひ話したい」と話した。ZIBUさんは「群馬を含め、三成ゆかりの地の人々がつながる活動の大きな一つになれば」。甲冑姿のKAORIさんは「一般の皆さん、地域の皆さんが歴史に触れるきっかけになるといい」と来場を呼びかけた。
入場無料。午前11時~午後4時。