政治資金規正法 “改正案” が衆議院を通過 今国会で成立する見通しで県民は 富山

自民党の裏金事件に端を発した政治資金規正法の改正案が6日衆議院を通過し、今国会で成立する見通しとなりました。こうした動きを富山駅前で県民に聞いてみると厳しい意見が聞かれました。

自民党派閥の政治資金パーティーの裏金事件を受けた政治資金規正法の改正案。6日午後、衆議院を通過し、今国会で成立する見通しとなりました。

自民党が作成した改正案には政治資金パーティー券購入者の公開基準を「20万円超」から「5万円超」に引き下げたほか、党から議員に支給される「政策活動費」について、10年後に領収書を公開することなどが盛り込まれました。

しかし改正案には企業・団体献金や政治資金パーティーの禁止は盛り込まれておらず野党は「抜け穴だらけ」だと痛烈に批判しています。

記者:「自民党の修正案について富山駅で聞いてみます」

18歳女性:「すべての支出を対象にということで義務がなかったものが、そういう風に公開されていくのは、すごくいいことやと思います」

19歳男性:「期待する反面と不安な半面がありますね。衆議院が4年後にかわったあとに、2個前とかの世代の人たちの領収書が見つかって、それで問題が発生しましたってなっても、それこそ10年じゃなくて毎年、年度末とかに公開するほうがいいんじゃないのかなと思う」

70代男性:「お金に対しての物の考え方が国民をなんか下に見てるような考え方。お金を集めるだけ集めたらというふうな考えに見えますね」

30代:「あまり思わないです。思えないです。10年後にっていうのがちょっと引っ掛かりますね。すぐになぜしないのかなっていう」

70代:「駄目だと思いますこれじゃあ、金額の問題じゃないと思うから私は」

30代:「少しずつ是正されるんじゃないですかね。そう期待しています。一気に変えるといろんな軋轢があると思いますので」

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