中学生にもなると、自主性も出てくるもの。髪型を自分で決めたいと主張する子も少なくありません。今回は、知人から聞いた子どもの髪型に関するエピソードをご紹介します。美容院でギャルに変身した娘に、知人は仰天! 「反抗期か!?」と思ったら、驚きの理由があったのです。
娘の美容院を予約
A子が中学2年生の娘のB美のヘアカットを予約したときのこと。A子が「どんな髪型にする?」とB美に尋ねましたが、「別に。いつもの感じでいいよ」と素っ気ない反応です。
A子は「暑くなってきたし、短くカットして軽めに仕上げてもらおうか」などと、B美と相談しながらヘアスタイルを決めてカットのオーダーをしました。
A子は施術中は買い物をし、終わった頃にB美を迎えに行くことに。ところが、A子は美容院でとんでもない娘の姿を目にすることになったのです。
娘がギャルになってる!?
B美は明るくヘアカラーされ、毛先もくるんとカール。なんとギャル姿に変身していたのです。
オーダーした髪型とは全く違う仕上がりに、A子は絶句。「その頭どうしたの!?」と驚くA子に、担当した美容師が驚くべき言葉を告げてきました。
娘がギャルに変身した理由
美容師は「かわいいでしょ? 中学生ならこのくらいしないと!」と、A子に笑顔で言ってました。
さらに美容師は、雑談中の「塾や習い事を毎日のようにしている」というB美の言葉に反応し、「親の言いなりでいいの? ちょっとは反抗したら?」と言って、ヘアカラーをすすめたと悪びれず告げてきたのです。
ヘアカラー後、仕上げに毛先をアイロンでカールされ、B美はギャル姿になっていたのです。美容師は「いい仕事をした」と思っているのか満足そうな表情を浮かべていました。
B美はおとなしい性格で、美容師から強くすすめられて断れなかった様子。泣きそうな顔でうつむいていました。
美容師の言い分とは?
事情を聞いたA子は「すぐにやり直して!」と激怒。髪色を元に戻し、短くカットしてもらいました。
すぐにA子は、オーナーにクレームを入れました。すると、オーナーから謝罪されるのと同時に、その美容師は親が厳しかった反動で道を踏み外したことがあったようで、B美を心配しての行動だった、と説明されたのです。
「もしかして娘の反抗期か!?」と不安になったA子ですが、美容師の独断だったと判明して一安心。
でも、B美に厳しすぎるかも、と心配になったA子は「塾や習い事が嫌なら辞めてもいいんだよ?」とB美に伝えました。ところが、B美は「みんなやってるし、嫌だと思っていない」とのこと。
A子は美容師の暴走に呆れつつも、B美に「嫌なことは拒否しないといけない」と教え諭したそうです。
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:江田愉子