親子で楽しむ健口フェス 相談少ない若い親照準 6月16日、ノースポートで 横浜市都筑区

区民の「健口」のため歯科医師会、行政、企業が協力

都筑区歯科医師会(宮川智行会長)は6月16日(日)、「親子で楽しむ!健口フェスティバルinTSUZUKI」と銘打ったイベントを開催する。昨年まで都筑区役所で、区と共催で開催していた「食育・健康フェア」に代わるもの。同会では「こども中心で、自身の歯科相談が少ない30代」をメインターゲットに、会場をノースポート・モールに変更して行う。

「食育・健口フェア」は、6月の食育月間と歯と口の健康週間(6月4日〜10日)に合わせ、区が中心となり毎年この時期に開催していた。今年は同フェアが中止になったことから、歯科医師会がメインで開催することになった。

同会の地域保健担当理事の今井崎理沙さんによると、昨年11月開催の区民まつりでの歯科相談の統計で、未就学児〜小学校低学年の親世代にあたる30代からの相談は皆無。子どもの口腔内や歯に対する関心は高いが、間違った情報で指導している親も多かったことから、会場を区役所から人通りが多く親子で訪れる確率が高いショッピングモールへの変更を提案。ノースポート・モールが「都筑区らしい場所」でもあり、協力に前向きだったことから会場に決まった。

モール内でラリー使用済ハブラシ回収も

当日、2階エントランス前で無料歯科相談会を実施。景品がもらえるクイズラリーの台紙の配布や企業による歯磨剤のサンプル配布、災害時の歯科診療に関する展示などが行われる。また使用済みハブラシの回収ボックスを設置。回収に協力すると新しいハブラシと交換するほか、子どもはガシャポンができる。

2階の「無印良品」では、都筑区役所の歯科衛生士が、災害時の口腔ケアに関する情報の紹介や製品の体験などを行うほか、店内の一角で関連商品を販売する。これは横浜市と株式会社良品計画が地域の課題解決に関する包括連携協定を結んでいることから、同店のフェス協力が実現した。

地下1階の「のすぽぱーく」では、歯に関する絵本の読み聞かせや歯科医師会ロゴ入り風船のプレゼントなどを実施。

3カ所すべて回るクイズラリーで全問正解すると先着400人に景品がプレゼントされる。

「健口フェスタ」は午前10時から午後4時。参加無料。問合せは区福祉保健課健康づくり係【電話】045・948・2350。

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