立憲・辻元清美氏 〝盟友〟蓮舫氏へ提案「東京都の〝光と影〟の影に光を当てるのが知事の役割」

街頭演説会を行った立憲民主党の辻元清美代表代行。右は吉田はるみ衆院議員

立憲民主党の辻元清美代表代行は6日、東京・阿佐ヶ谷駅南口で街頭演説会を行い、、東京都知事選(7月7日投開票)に立候補を表明した〝盟友〟蓮舫氏について言及した。

辻元氏は集まった100人以上の支援者たちを前にマイクを握ると、まず現在の東京都の現状について話し始めた。

「私はね、東京には〝光と影〟があると思うんです。今の東京を見ていると、さらに格差が広がっている。なんとかヒルズが麻布にいっぱい建っている。一方で非正規(雇用)が増えている。歌舞伎町では女の子たちが、人身売買まがいに働かされているような、そんな実態がこの東京にはあるんです。東京の〝影〟です」

蓮舫氏の立候補表明には「私はうれしかった。東京都の〝光と影〟の影に光を当てるのが、知事の役割。蓮舫にはそういう知事になってほしい」とエールを送り、すでに政策提案を行っていることを明かした。

「東京の影の部分をケアしていのがNPOなんです。子ども対策や貧困対策、『女の子たちを守ろう』とか。NPOの円卓会議を知事の直轄で都庁に作ってほしいと、昨日(5日)、提案した。蓮舫は『作りましょう、作りましょう、辻元さん、手伝って!』と言っています」

小池百合子知事が進める明治神宮外苑の再開発にはこう持論を述べた。

「神宮外苑の再開発の見直し、私は小池さんにガッカリした。(外苑は)市民一人ひとりが、木を植えて緑を作った。なんで高層ビルを建てるとか人工的な森にするとか、小池さんもいいところはあるけど、身を切られるような思いになって全否定してしまった。私の好きなサザンオールスターズの桑田さんは歌まで作ってね…もう、ほんまに東京の〝光と影〟、光はほっといてもきらびやかじゃないですか、いっぱいビルを建てて、その影で多くの人が不安になって生活も苦しくなっている、そこに光を当ててこそ知事の役割です」

最後に辻元氏は「世界で一番住みやすい東京を作ってほしいと思っています」と話すと、支援者から大きな拍手を受けた。

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