「正直、主審の笛は我々に偏っていたが…」中国メディアがホームで日本に敗れた母国女子バスケ代表を辛辣批判!「メンタルの弱さは致命的だ」

中国遠征を実施している女子バスケットボール日本代表が6月5日、中国・西安で中国代表と強化試合を行ない、61-58で勝利を収めた。世界ランキング9位の日本は、同2位の中国に対し、第1クォーターで13-20とリードを許すも、第2Qを31-31の同点として前半を終了。第3Qでは再び3点のビハインドを負ったが、最終第4Qで逆転。主力数名を欠いた相手とはいえ、敵地で22年W杯準優勝の強豪から白星を挙げた。

五輪まであと1か月半。いまだ強化の過程にある段階だが、ホームでの敗戦に地元・中国のメディアは手厳しい。ポータルサイト『捜狐』は「中国代表は第4クォーター途中までリードしながら、最後に逆転を許すという非常に不快な試合をした」と批判。さらに、「正直に言えば、主審の笛は我々の代表チームに偏っていた」とし、中国が16本のフリースローを獲得したのに対し、日本は2本にとどまっており、「これはあまりにも酷い」と痛烈に指摘している。

それでも、中国が敗れたのは、著しいフリースロー成功率の低さとともに、リバウンドの弱さにあるとの見解を示し、「今回、平均身長では中国代表チームは完全に日本を上回った。中国のガードでさえ、日本のセンターとほぼ同じ身長。それでも11リバウンドも日本に上回られ、ファンを失望させた」と厳しく追及。主軸の不在によるプレーの質の低下とともに、メンタル面の弱さも指摘し、「本当に致命的だ」と糾弾している。

日本と中国の強化試合は7日に第2戦が行なわれる予定。果たして、ホームのファンに不甲斐ない姿をみせた中国代表は、日本に対していかなるパフォーマンスをみせてくるのだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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