最多獲得チームには賞金約470万円…日本が圧勝したイラン戦で相次いだ“グリーンカード”がネットで話題「スポーツはフェアプレーじゃないとね」【ネーションズリーグ】

パリ五輪の世界最終予選を兼ねた男子バレーボールのネーションズリーグ(VNL)予選ラウンド第2週・福岡大会(北九州市・西日本総合展示場)が6月4日に開幕。世界ランキング4位の日本は同16位のイランと対戦し、セットカウント3-0でストレート勝ちを収めた。1次リーグ通算4勝1敗とした。

この日、ネット上で話題を呼んだ場面があった。第2セット中盤、日本代表・高橋藍のスパイクがアウトの判定を受けたが、ワンタッチがあったとして、ベンチにビデオ判定を要求。その後、イラン選手がタッチネットを自己申告した。また17-16の場面でも日本の小野寺太志が自己申告。申告した選手らには緑色の「グリーンカード」と言われるものが提示された。

イラン戦で多く見られたシーンにSNS上では「気持ちがいい」「ナイススポーツマンシップ」「グリーンカードっていう存在初めて知った」「今日の試合グリーンカード多くない」「ドンドン新ルールができるね」「フェアプレーを称えるグリーンカード」「他のスポーツでも導入してほしい」「スポーツはフェアプレーじゃないとね」といったコメントが寄せられた。また一時X(旧ツイッター)では「グリーンカード」がトレンド入りする事態となっていた。
グリーンカードは昨年のネーションズリーグから試験的に導入開始されたもので、ブロックタッチとネットタッチを自分で認めた場合に示すものだ。選手のフェアプレー精神や試合時間の短縮が期待されている。今大会の大会規定にも記されており、大会終了時にグリーンカードを多く獲得したチームには“フェアプレー賞”として賞金3万ドル(約470万円)が贈呈される。またカード枚数が同数の場合には順位が上のチームが獲得するルールとなっている。

構成●THE DIGEST編集部

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