国内メジャー初の快挙 1Rでホールインワン2つ、アルバトロス1つの記録!

ホールインワンを達成した中山絹也(左)と上井邦浩(大会提供写真)

<BMW日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ 初日◇6日◇宍戸ヒルズカントリークラブ 西コース (茨城県)◇7430ヤード・パー71>

今季国内メジャー初戦の第1ラウンドは記録づくしの一日となった。ホールインワンが2つ、アルバトロスが1つとこれまでの日本タイトル(メジャー)において、これは史上初の達成となった。

まず1つ目に、1オーバー・67位タイの石坂友宏が588ヤードの6番パーで257ヤードからの2打目をカップに入りアルバトロス達成。2022年の「JAPAN PLAYERS CHAMPIONSHIP by サトウ食品」第3ラウンドでもアルバトロスを達成しており、24歳での2回目達成はツアー史上最年少となった。石坂は「2回目最高ですね! うれしいです!」と笑顔を見せる。

2つ目に、3アンダー・13位タイの中山絹也が3番パー3(212ヤード)で今季6人目のホールインワンを達成。自身の記録では23年の「日本オープン」の第1ラウンド以来、ツアー2回目となった。

「ギャラリーさんの声で『わー!』って聞こえて、入ったんだなとわかりました。手応えはすごく良くて、近くには行ったんだろうなという感じでしたが、まさか入るとは思っていなかったです。しかも序盤で入ったので良かったです。明日は車のところで入れたいですね」

3つ目は、41歳の上井邦浩。13番パー3(165ヤード)で中山に続き今季7人目、自身ツアーでは3回目となった。「砲台だから見えなくて、ピン筋って、良い感じだったのでちょっと奥くらいかなと思いました。入ったかもしれないと思っていたら、入っていた。良かったですよ」と振り返る。

しかしゴルフ全体の調子は良くなく、良い場面と悪い場面の差が激しかった。「イメージが出にくくなって、ショットが良くなかった。パターで短いのを外したり、フラストレーションが溜まる一日でした。ホールインワンしたこと忘れてましたよ」とエースの存在を忘れるほどだった。2日目に向けて調整をしに練習場に向かった。

この記録は、詳細なデータが残る1985年以降のものだ。(文・高木彩音)

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