ブルージェイズが1点差で逃げ切り 菊池は6回1失点の好投で3勝目

【オリオールズ5-6ブルージェイズ】@ロジャース・センター

日本時間6月7日、ブルージェイズは本拠地ロジャース・センターでのオリオールズ3連戦の最終戦を迎え、連日の1点差勝利でシリーズ勝ち越しを決めた。ブルージェイズは3番ブラディミール・ゲレーロJr.の7号3ラン、8・9番のアイゼイア・カイナー=ファレファとアーニー・クレメントのタイムリー安打で6点を奪取。先発・菊池雄星の6回1失点8奪三振の好投にも助けられ、試合を優位に進めた。その後8・9回にオリオールズの反撃に遭って4点を失ったが、ブルージェイズはそのまま1点差で逃げ切った。菊池に1ヶ月ぶりの3勝目が付き、4番手イミ・ガルシアが4セーブ目をマーク、オリオールズ先発ケイド・ポビッチにキャリア初敗北が付いた。

ブルージェイズは3回にゲレーロJr.がライトスタンドに飛び込む3ランを放ち先制。続く4回にもカイナー=ファレファがライト前に落ちるポテンヒットで1点を追加した。6回には一死1・2塁のチャンスを作って相手先発ポビッチをここでKO。2番手ディロン・テイトからクレメントが2点タイムリーを放って6点目をもたらした。

2回続けて5失点以上の先発が続いていた菊池は、6回1失点8奪三振4安打と見事なピッチング。4シームで奪った11個を含む、今季自己ベストの21個の空振りを積み上げた。高めの4シームと低めの変化球とのコンビネーションが冴え渡り、4月23日(日本時間)以来の今季3勝目、さらにMLB通算700奪三振も達成した。オリオールズのブランドン・ハイド監督は「彼が我々に対して投げた中で恐らく最高の投球だった」と脱帽した。

オリオールズは有望株左腕ポビッチがキャリア初先発を飾った。しかし、ポビッチは5.1回6失点とほろ苦いデビューに。打線は6回に2番アドリー・ラッチマンが菊池からのソロ本塁打、8回にも再び2ランを放ち、9回にも代打ライアン・オハーンが2ランを放って1点差に詰め寄ったが反撃及ばず。ブルージェイズとの3連戦に負け越し、7連勝中の首位ヤンキースとのゲーム差は4に広がった。

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