園児がウメの実を収穫 亀山の神辺保育園、山下環境保全会が協力

【ウメの実を収穫する園児ら=亀山市山下町のウメ畑で】

 【亀山】三重県亀山市太岡寺町の市立神辺保育園(佐藤曉子園長)の年中・年長園児32人は6日、同市山下町の風呂屋池北東のウメ畑で、ウメの実の収穫を体験した。

 ウメ畑は約30年前、山下環境保全会が風呂屋池周辺の環境美化を目的に、耕作放棄地の畑約32アールにウメの木やアジサイなどを植樹し始め、現在は約60本のウメの木が生育している。

 収穫体験は、ウメの実がどのように実っているのかなど、ウメに関心を持ってもらおうと同保育園児を初めて招待した。同保全会の伊藤博之会長ら会員8人が協力した。

 園児らは、たわわに実ったウメの実を、一つ一つ手でもぎ取った。収穫したウメの実約3キロは、保育園でウメシロップを作るという。

 年長園児の草河朝陽さん(5つ)は「いっぱい採れて面白かった。ウメシロップを作るのが楽しみ」と話していた。

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