市原・ちはら台公園に交流施設「TENT」きょうオープン キッズスペース、カフェ、飲食店も

 多目的スポーツ広場やピクニック広場などがある市原市の都市公園「ちはら台公園」(同市ちはら台西)に7日、新たなコミュニティー施設「ちはら台TENT(テント)」がオープンする。開放感にあふれ、ぬくもりが感じられる空間にキッズスペースや飲食店、カフェ、物販スペースなどを開設。世代を超えた人と人との“縁”をキーワードに、地域住民らが気軽に立ち寄れる場所を目指す。

 「ちはら台TENT」は、市原市と大和ハウス工業が公民連携の取り組みとして、同公園と周辺地域の活性化や公園の魅力向上、交流人口の拡大を目的に設置。2022年6月に市が「ちはら台公園内施設設置等事業」で公募型プロポーザルを実施し、同社が優先交渉権を取得。23年10月から建設を進めていた。

 建物は木造平屋建てで、延べ床面積は229.76平方メートル。内部は天井が高く、木のぬくもりが感じられる空間となっており、テーブルや一部の椅子などには県産木材が使用されている。絵本などがあるキッズスペースもあり、子連れでも気軽に利用できるようになっている。

 飲食店やカフェ、物販スペースも併設され、市内で人気の3店が出店。購入した飲食物は、内部のコミュニティスペースや屋外でも味わうことができる。また、ヨガやダンス教室などを対象とした時間貸しスペースもあり、会員登録をしてネットから簡単に申し込むことができる。

 同社の担当者は「ちはら台は若い人が多い地区。この施設を通じて、しっかりとコミュニティーを形成することで地域の魅力を高めていきたい」と語った。今後、地域住民と連携しさまざまなイベントも展開する予定。

 営業時間は午前10時~午後6時(年末年始除く)。

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