北京で中ロ図書館フォーラム開催 AI技術活用がテーマ

北京で中ロ図書館フォーラム開催 AI技術活用がテーマ

4日、フォーラムであいさつするロシア国立図書館ゼネラル・マネージャーのワディム・ドゥダ氏。(北京=新華社記者/羅鑫)

 【新華社北京6月7日】中国北京市で4、5の両日、中国国家図書館とロシア国立図書館が共催する第2回中ロ図書館フォーラムが、「図書館における人工知能(AI)技術の活用」などをテーマに開催された。

 席上、ロシア国立図書館ゼネラル・マネージャーのワディム・ドゥダ氏は「図書館のデジタルトランスフォーメーション(DX)は単なる流行ではなく、成功の必須条件」と強調した。

 同氏は今後、図書館の文献が大幅に増え、形式も豊富・多彩となると予想され、文献の一層の分類、整理が必要になるとし、AI技術が重要役割を果たすことになると考えていると述べた。

北京で中ロ図書館フォーラム開催 AI技術活用がテーマ

4日、フォーラムであいさつする中国国家図書館の陳桜(ちん・おう)副館長。(北京=新華社記者/羅鑫)

 中国国家図書館の陳桜(ちん・おう)副館長は次のように述べた。図書館がユーザーの一段と多様で複雑な情報・閲覧ニーズに対応するには、いかに現代の先進技術を利用して、閲覧資源を豊富にし、サービス方式を刷新し、ユーザー体験の向上を図っていくかを深く考える必要がある。ロシアの同業者と深く交流、協力し、視野を広げ、考えを新たにし、両国人民により多様な体験を提供したい。

 フォーラムは昨年7月、モスクワで第1回が開かれた。中ロの図書館交流はここ数年、ますます盛んになっている。

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