人気沸騰のドラマ「墨雨雲間」に降板したはずの女優の姿、脱税トラブルが話題

6日、配信中の中国ドラマ「墨雨雲間」で、降板したはずの女優ジャン・イーイー(蒋依依)の姿が見られると中国のSNS・微博(ウェイボー)で注目の話題となった。

女優ウー・ジンイエン(呉謹言)が主演の時代劇ドラマ「墨雨雲間」は2日に動画配信サービス・優酷(YOUKU)で配信をスタート。この作品では江湖の神医「司徒九月」をウー・ジンイエンと同じ事務所所属のチャオ・チン(趙晴)が演じているが、もともとは子役出身の女優ジャン・イーイーが起用されていた。

ウェイボーで6日、「#ジャン・イーイー 遠景」のワードがトレンドランキングに登場し、12時間以上も上位にとどまる注目の話題に。チャオ・チンの代役起用にあたって、一部の映像で人工知能(AI)による顔面の差し替えを行った「墨雨雲間」だが、遠景で全身が映るシーンなどではジャン・イーイーの姿がそのまま残っており、視聴者の目を引きつけている。

ウェイボーでは、子役出身で演技歴の長いジャン・イーイーだけに、「やはり立ち姿が美しい」「さっそうとしていて目を奪われる」「この役はジャン・イーイーにぴったりだった」などと惜しむ声が上がった。また、AI技術の飛躍的な進歩に驚く人も多く、ここ数年で同様に出演者の顔面差し替えが行われたドラマの中でも、最高の出来だと指摘する声も多い。

ジャン・イーイーについては23年9月に所得税申告漏れの話題が報じられ、所属事務所は同年7月に追徴課税分を納付済みと明らかにした。「墨雨雲間」の降板はこのトラブルが影響していると思われる。(Mathilda)

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