命のリレー「第一走者」育成 45人が上級救命講習で応急救護法学ぶ~川島東部連合町内会~ 横浜市保土ケ谷区

訓練用の人形を使い心肺蘇生を学ぶ参加者

6つの町内会で組織される「川島東部連合町内会」(田中有光会長)が6月2日、川島地域ケアプラザで、心肺蘇生やAED(自動体外式除細動器)の使用法、窒息の手当て、止血方法など応急救護能力の向上を目的とした「上級救命講習会」を開き、中学生から80代まで45人の住民が参加した。

心肺停止に陥った後、除細動が1分遅れるごとに救命率は7〜10%ずつ下がると言われている。救急隊が到着するまでの間に、市民の手で措置を施すことができるか否かが大きなポイントとなる。

この日の講習では保土ケ谷消防署西谷出張所(久下貴広所長)と保土ケ谷消防団第4分団(松本八千代分団長)が指導。久下所長は「救命リレーの第一走者となる地域の方々が大切な人や身近な人を救えるために学ぶ講習を受けていただいたことは非常に重要なこと。有事の際には1歩を踏み出して今日学んだことを活かしてもらえたら」などと話した。

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