ヤンキース対ドジャースに米メディアもヒートアップ「ワールドシリーズの予告編」「ブロンクスが揺れる」

ヤンキース戦に先発予定の山本由伸(ロイター=USA TODAY Sports)

ドジャースの大谷翔平、山本由伸が7日(日本時間8日)から敵地で全米注目のヤンキースとの大一番に臨む。ともに地区首位同士のライバル対決でヤンキースはツインズを3タテして8連勝中。ドジャースは波に乗れないながらも打線が復調の兆しを見せている。

初戦のマウンドに立つ山本はここまで6勝2敗、防御率3・32と安定感を戻してきたが、本塁打トップのジャッジ、首位打者ソトの最強スラッガーとの初対決で真価を問われることになりそうだ。ツインズ戦で途中交代したソトの負傷が気がかりだが、ヤンキースにとっても山本はドジャースとの争奪戦に敗れた因縁の相手であり、何としても負けられない。

すでに米メディアもヒートアップし「今週末はワールドシリーズの予告編になる。ドジャースは首位をキープしてニューヨークに来るが、圧倒的な強さはまだ見せていない。一方のヤンキースのジャッジとソトは彼らにかけられた期待を上回っている」(ニューヨークポスト)、「ほぼ半世紀ぶりにトップ打線の一流打者が一堂に会する最高の試合になるだろう」(MLB公式)、「長年のライバルはワールドシリーズで11度対戦している。これはどのチームより多い。週末はブロンクスの歓声が球場を揺らす」などと報じた。

また、この一戦にはニューヨークに滞在中のボクシング世界4団体スーパーバンタム級統一王者・井上尚弥(31)も観戦する予定となっている。

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