【中日】ミス続き敗戦 11日からの〝天敵〟日本ハムを警戒する声「走塁も守備もすごい」

中日・立浪監督

中日は5日のソフトバンク戦(バンテリン)に1―5で敗れて借金「4」。1点ビハインドで迎えた3回一死二塁の場面で栗原のニゴロを二塁手の山本がファンブル。二死一、三塁となってから先発・小笠原が3連打を浴びて5点差に広げられ、立浪和義監督(54)も「昨日、今日とミスから失点。(3回までに)5点を許して厳しい展開となった。ミスからの失点は防いでいかないと」と厳しい表情だった。

交流戦8試合を消化して3勝5敗。残り10試合で何とか巻き返しを図りたい中日だが、実は週明けには〝天敵〟との対戦が待ち受けている。それは11日から敵地で対戦する日本ハムで昨年、一昨年と2年連続で3タテを食らっているのだ。

立浪監督と新庄監督はともに2022年から指揮を執り、両チームとも2年連続でリーグ最下位に終わっている。だが、今季の日本ハムは若手を積極的に起用してきた新庄監督の思いが結実してチームは躍進。12球団最多の45盗塁を記録するなど攻撃のバリエーションも進化して現在、貯金「8」のパ3位となっている。

それだけに球団内からは「(日本ハムは)走塁も守備もすごいよ。しっかりした野球をしないと勝てない。勝つためには打つこともそうだけど、きちんと守らないと」と警戒する声が上がっている。

昨年の交流戦は7勝10敗1分けで9位タイ、一昨年は7勝11敗で11位に終わった中日だが、いずれの年も日本ハム戦での3連敗が交流戦での失速モードに拍車をかけた。混戦ムードのセ・リーグV争いに生き残るためにも、今季こそ新庄ハムには負けられないところだ。

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