【ソフトバンク】小久保監督 ルーキー二塁手・広瀬隆太に「僕の2年目よりはるかにうまい」

ソフトバンク・広瀬

パ首位のソフトバンクは5日の中日戦(バンテリン)に5―1の快勝で5連勝を飾った。貯金を今季最多の「20」の大台に更新。12球団最多8度の栄冠に輝いた得意の交流戦で楽天と並んで首位をキープした。

勢い止まらない鷹が竜の若き左腕エース・小笠原を序盤で攻略した。2回に海野が右前へしぶとく適時打を放って先制。3回は近藤、柳町、広瀬の3者連続タイムリーで4点を奪って主導権を握った。投げては先発・大関が5回無失点で無傷の3勝目。リリーフ陣が相手の反撃を1点に封じて盤石の試合運びだった。

試合後、小久保裕紀監督(52)はプロ初の適時打で勝利に貢献したドラフト3位ルーキー・広瀬隆太内野手(23)を「(待望の初ヒットが前日に)一本出てホッとしたのもあると思う。長打は求められるところだが、まずはセンター中心にコンタクトしてもらえたらいい」とたたえた。チームは牧原大、三森と二塁手の相次ぐ故障離脱で頭を悩ませているが、広瀬にとっては大きなチャンスだ。指揮官は「僕がレギュラーを取った2年目のセカンドよりははるかにうまい。自信を持って送り出せる」と、これでもかと成長を後押し。運も実力の世界で、願ってもない好機が訪れている。

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