甘み濃厚「アムスメロン」収穫・販売ピーク 県内最大産地の西条

大きく実ったアムスメロンを収穫する生産者=7日午前、西条市丹原地域

 アムスメロンの愛媛県内最大産地である西条市で、収穫と販売が最盛期を迎えている。例年並みの高品質を保っており、濃厚な甘みと柔らかい舌触りが特長。JA周桑の直売所「周ちゃん広場」(同市丹原町池田)では7日、買い求める客が県内外から約30人訪れ、午前7時半の販売開始と同時に完売した。出荷は6月末ごろまで続く。

 JA周桑によると、管内のアムスメロン栽培は40年ほど前に始まり、土壌や温度管理、出荷時の糖度に厳格な基準を設けている。今年は27戸の農家が約1.9ヘクタールで栽培。農家の高齢化や栽培の難しさから生産者は減少傾向にあるという。

 周ちゃん広場では、2~5個入りの箱詰(3200~5400円)で販売。数量限定でネット販売も始めている。併設のカフェでは15日から、メロンの生果を使ったパフェや「メガマウンテン」などスイーツの提供を始める。

15日からカフェで販売する人気商品「メガマウンテン」

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