福井県あわら市の北潟湖畔花菖蒲園で、ハナショウブが見頃を迎えている。薄紫や黄色の花が愛らしい。6月6日は8分咲き。「まつり」が開幕する8日に満開になる見通しで、さらに美しい風景が来場者を楽しませそうだ。
約300種20万本が植えられている。6日昼は曇り空で、心地よい風が花々を揺らし、来場者を歓迎しているよう。カメラを手に撮影する家族連れの姿も目立ち、11カ月の三女と一緒の市内の40代女性は「とてもきれい。平日なのでゆっくりできてよかったです」と満足そうだった。
第37回あわら北潟湖畔花菖蒲まつり(福井新聞社後援)は6月16日まで。1株500円でハナショウブを販売。地元産のメロンやスイカ、越前そばなどを提供する名産市も開かれる。8日は、北潟湖で捕れた天然ウナギのかば焼きを食べられる。
8、9日はステージで大道芸人によるけん玉パフォーマンスやマジックショーがある。9日午後0時半からハナショウブの育て方教室があり、北潟湖畔公園では午前10時から正午までカヌー体験が1回500円(予約不要)でできる。
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入場無料。問い合わせはあわら市観光振興課内の同まつり実行委=電話0776-73-8006。