タイトリスト『GT』を「メモリアル」で何人が投入した? 初速は上がった?

シーディングされた『GT』ドライバーを投入した選手たち(GettyImages)

アクシネットジャパンインクから、PGAツアーに関する速報レポートが届いた。「PGAツアーで最もプレーされているドライバーの次世代モデルが、今週のPGAツアー『ザ・メモリアルトーナメント』でデビューいたしました」と、同社。

タイトリストは定位置の6カテゴリ(ボール64%/ドライバー40%/UTメタル47%/UTアイアン65%/アイアン36%/ウェッジ53%)で使用率No.1を獲得し、早速シーディングされたばかりの『GT』ドライバーを下記13人が投入したそう。
 
✦アン・ビョンフン:GT4(9°) ✦ウィンダム・クラーク:GT2(9°) ✦トム・ホージ:GT3(9°) ✦マックス・ホーマ:GT3(10°)/ GT2(15°)/ GT2 (21°) ✦ビリー・ホーシェル:GT3(9°) ✦トム・キム:GT3(9°) ✦デニー・マッカーシー:GT3(10°) ✦J.T.ポストン:GT3(9°)/ GT2(15°) ✦デービス・ライリー:GT3(9°) ✦パトリック・ロジャース:GT3(9°) ✦ブラント・スネデカー:GT3(9°) ✦キャメロン・ヤング:GT3(9°) ✦ウィル・ザラトリス:GT2(9°)
 
やはり、PGAツアーで一番人気だった『TSi3』➡『TSR3』と続く引き締まったシェイプのドライバーを好む選手が多いのか、『GT3』が13人中10人と圧倒的な人気。また、PGAツアーのTour Cast 3Dに表示される計測データを確認すると、ビリー・ホーシェルの18番ホールが下記のように凄まじい。
 
■ビリー・ホーシェル(GT3)
【18番】トータル:345yd、ボールスピード:175mph、スピン量:2544rpm、頂点:118ft、ヘッドスピード113mph、ミート率:1.54
 
『TSR3』だったホーシェルの今季のボールスピードは前戦まで【171.88mph】だったが、この日『GT3』ドライバーを使用したと思しきホールで175mphを4度、173mphが2度、最速177mphというホールも。また、飛ばし屋のアン・ビョンフンも同様に18番で驚愕のミート率1.56を記録していた。
 
■アン・ビョンフン(GT3)
【18番】トータル:340yd、ボールスピード:183mph、スピン量:2145rpm、頂点:140ft、ヘッドスピード118mph、ミート率:1.56
 
ホーシェル同様ボールスピードを確認すると、『GT4』ドライバーを使用したと思しきホールで183mphを4度、181mphを3度、182mphは1度、179mphが2度。平均すると「181.333mph」で、前戦まで『TSR4』だった今季の平均【180.44mph】よりややアップして見える。
 
また、今季のボールスピードが平均【177.02mph】だったマックス・ホーマも『GT3』ドライバーの初日に182mphを2度、181mphを2度、180mphを2度記録。右へミスした9番のみ175mphだったが、総じて初速が上がって見える。
 
ただ、まだ慣れない選手も多いのか、パトリック・ロジャース(GT3)がFWキープ率57.14%、ウィンダム・クラーク(GT2)は50%で、初日2人とも「5オーバー」の62位タイと、苦戦するケースも。トータル4アンダー・3位タイ発進のルドビグ・オーバーグは、慣れた『TSR2』のままで『GT』の投入を見送っている。

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