DPワールド、R&A、PGAが「グローバル・アマチュア・パスウェイ」を発足 ランキング1位に欧州ツアー出場権

「グローバル・アマチュア・パスウェイ」立ち上げを発表(写真は全米プロゴルフ選手権の松山英樹)(撮影:GettyImages)

5日、DPワールド(欧州)ツアー、R&A、米国男子ツアー(PGA)がアマチュア選手のキャリアを支援するため、世界アマチュアゴルフランキング(WAGR)を元にした「グローバル・アマチュア・パスウェイ」を立ち上げたことを発表した。

これは、大学生以外のアマチュア選手がDPワールド(欧州)ツアーや世界中のツアーに参戦できる道を作るもの。グローバル・アマチュア・パスウェイはNCAAチャンピオンシップの終了時、ディビジョンⅠの大学ゴルファーにPGA公認ツアーのメンバーシップを与える『PGAツアー・ユニバーシティ」を補完し、アマチュアエリート選手に機会を提供する。

グローバル・アマチュア・パスウェイのポイントランキング1位かつ、WAGRトップ20に入った1名が来シーズンの欧州ツアー出場権を獲得する。グローバル・アマチュア・パスウェイの対象となる大会に出場した選手は、WAGRが付与する同等のポイントを獲得する。

もしこの制度が以前から存在していたら、アマチュア時代に輝かしい実績を残した松山英樹やトミー・フリートウッド(イングランド)、ミンウー・リー(オーストラリア)といった選手たちが恩恵を受けていた。

DPワールド(欧州)ツアーの最高責任者ガイ・キニングス氏は「私たちは、R&Aや米国男子ツアーのパートナーとともに、グローバル・アマチュア・パスウェイを通じて、エリートアマチュア選手に新たな機会を提供できることを嬉しく思う」とコメントした。

グローバル・アマチュア・パスウェイ・ランキングの対象となるには、下記の基準を満たさなければならない。
・NCAAディビジョンⅠの選手ではないこと
・ランキング対象期間に20歳以上であること
・WAGR200位以内であること
・登録期間終了時点においてWAGR200位圏外で、シーズンの後期登録期間終了前の時点でWAGRトップ100に上がった者

また、第1回ランキングの登録期間は今年10月13日までとなっている。

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