JR貨物、災害時の代替輸送で使用する新造船を導入 進水式実施

EF210形 2024年05月26日撮影

JR貨物とセンコーグループホールディングスは、2024年6月5日に災害時の代替輸送を担う新造船「扇望丸」の進水式を実施ました。

6月5日に行われた進水式の様子

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この新造船は、災害発生時に鉄道網が寸断された場合、JR貨物のコンテナを代行輸送するために建造されたもので、8月にも就航予定です。通常はセンコーグループホールディングスが顧客の原料・資材輸送専用船として運航しますが、災害発生等にJR貨物が実施する災害代行輸送に使用、12ftコンテナを最大80個積載し、迅速な船舶代行を行います。

災害時船舶代行輸送イメージ

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なお、「扇望丸」の建造は愛媛県今治市の造船会社である矢野造船が担い、船体全長は約76.32m、総トン数499t、積荷積載量は1,600tです。

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