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神戸・三宮の南東エリアに緑あふれる憩いの場が誕生
三宮の南東にある、「磯上公園」が再整備され、6月6日にリニューアルオープン。もとはスポーツ用の有料グラウンドとして使われていた公園が、「都心・三宮再整備」に伴い、“みどりの癒やし空間”をコンセプトに、幅広いシーンで使えるスポットに生まれ変わりました。オープン前に取材したときの様子をお伝えします。
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▲北側エントランス。神戸市立磯上体育館(左)に隣接
世界的な造園家が手がけたヒーリングガーデンに注目
磯上公園には、ヒーリングガーデン・芝生広場・遊具ゾーンと大きく3つの空間があり、南北にプロムナード(園路)が通っています。一番の見どころは、世界的な造園家である栗栖宝一(くりす ほういち)さんが監修するヒーリングガーデン。約2000㎡のガーデン内には、六甲山から神戸の街、海まで続く水の流れをイメージし、滝や池を配した水景も。石組みや水景、植栽の配置など、日本庭園の技法が取り入れられた本格的な庭園に、「ここは三宮?」と思うほど。ガーデン内には、ツツジや紅葉といった四季を感じられる木々があり、季節ごとの楽しみもあります。所々にベンチもあるので、“自然と一体になった”感覚でゆったり過ごせますよ。
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▲ガーデン内は北から南にゆるやかな傾斜がつけられています
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▲遊歩道には竹林整備・活用に取り組む「淡河バンブープロジェクト」による北区淡河産竹チップを使用
広い芝生広場に、子どもが遊べる遊具も
芝生広場は、レジャーシートを敷いてのんびり過ごしたくなる開放感! 長年スポーツで使われてきた歴史も大事に、南側の芝生広場は体を動かせる広さを確保。子どものちょっとしたボール遊びならOKだそう。
公園中央付近には、円盤ブランコやうんていなど4基の遊具もあります。幼児や障害のある人も一緒に遊べる“インクルーシブ遊具”が選ばれています。
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▲クルクル回転する遊具(右)やネットを登れる遊具(左)は、小さい子どもが喜びそう
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▲寝ころんで乗れる円盤ブランコ
休憩やランチにもぴったりな木陰のベンチは早いモノ勝ち!
園内を南北に通るプロムナードには、木陰でゆったり休憩できるようにと数々のベンチを設置。テーブル付きのベンチもあるので、お気に入りグルメをテイクアウトしてお外でランチも気持ちよさそうです。神戸市では4月から「こうべ木陰プロジェクト」として市街地の木陰づくりに取り組んでいます。園内には、プロジェクトの一環で六甲山から移植した木もあるそうですよ。公園はイベントでの利用もOKだそうなので、今後の開催情報に注目を。
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▲公園を南北に抜けられるプロムナードにより回遊性もアップ
周囲にビルが建ち並ぶ景色は確かに三宮なのに、目の前にさわやかな緑が広がり、まさに“都心のオアシス”。ぽかぽか陽気の日は芝生でピクニック、暑い季節はヒーリングガーデンで夕涼みなど、楽しみ方も自由自在で、三宮の居心地がさらによくなりそうです。
磯上公園
神戸市中央区八幡通2-1▽終日開放