厚木市版学習ボードゲーム SDGsから市の再発見 厚木市・愛川町・清川村

あゆコロちゃんの入ったカード

厚木市はこのほど、SDGsボードゲーム「GetThePoint」の厚木市版を作成した。特産品などの紹介を通じ市の魅力を再認識し、SDGsを学んでもらうのが目的。小中学校やイベントでの活用をめざす。

「GetThePoint」はSDGsの学習用として開発されたゲーム。限りある資源などを使いアイテムを獲得していく過程で、SDGsの基本的な考え方「持続可能な社会」について考えて学べるという。

厚木市は第10次総合計画でSDGsの達成を掲げて取り組みを進めており、今回の厚木市版の作成はその一環。厚木市地方創生プロジェクトの学生メンバーの声をきっかけに、昨年度から取り組んだ。

実際に完成したゲームでは、獲得できるアイテムに厚木市の特産品であるフルーツやアユ、とん漬けなどが登場。イベントカードにも市マスコットキャラクターのあゆコロちゃんが描かれるほか、細部にも厚木市に関係するものが数多く登場する。

学校や企業での活用へ

今回作成したボードゲームは40セット。市では小・中学校の授業、市民を対象としたイベントでの活用をはじめ、SDGs推進に向けて正しい使い方を広めるファシリテーターの養成などに利用する。また今後は、来年をめどに企業研修やイベントなどでの利用を想定した貸し出しも行っていきたいとしている。

担当する市企画政策課では「子どもから大人まで、世代を超えSDGsに親しめるゲーム。市の特産品を使うことでより身近にSDGsを感じてほしい。また、ファシリテーターの養成にも力を入れたい」とした。

貸し出しなどの詳細については同課【電話】046・225・2450まで。

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