海老名市 テント村撤去に尽力 職員2人を現地へ派遣 海老名市・座間市・綾瀬市

床板を撤去する市消防職員=海老名市提供

海老名市は5月29日、能登半島地震で被災した石川県七尾市にボランティアの宿泊拠点として開設されたテント村の運営終了に伴い、撤去作業に協力する応援職員2人を派遣した。

同市は七尾市と親交のある岡山県総社市の要請で100張のテント設営にも協力。テント村は同市や総社市、東大阪市など、7つの自治体と登山家の野口健さんが代表を務めるNPO法人ピーク・エイドが合同で運営。開所となった3月24日から5月29日までの67日間で5401人の宿泊を受け入れ、被災地の復旧や復興作業にあたる災害ボランティアの活動を支えた。

応援職員は、市危機管理課と市消防の職員を5月29日から6月1日の期間で派遣。内野優市長や七尾市の茶谷義隆市長、登山家の野口健さんら関係者らが出席して、29日に開かれた閉村式の翌日から2日間にわたり作業に従事した。

同市は1月15日から応援職員を派遣。7日間の交代制で各課から希望者を募り、5月21日までに52人を派遣。避難所で支援物資の荷下ろしや被災者への罹災証明発行補助を行っている。

テント村には設置と運営、撤去に7人が携わり、同市は七尾市へ延べ59人を応援職員として派遣した。

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