4番・末包昇大に一発 九里亜蓮 好投 投打かみ合い連勝 新井貴浩監督は節目の通算100勝(6月7日)

連敗を5でストップした広島カープのセ・パ交流戦。6日は、12球団トップの打線を誇る新庄ファイターズとの3戦目でした。新井監督の通算100勝目もかかる大事な試合は、4番・末包昇大 のバットが大仕事をやってのけました。

6日の試合前、マツダスタジアムのグラウンドを訪れたのは、侍ジャパン・井端弘和 監督です。秋にはプレミア12を控える、日本代表の指揮官が、新井カープを視察しました。

侍ジャパン 井端弘和 監督
「若い選手が多いなという印象です。昨年の秋、春にもけっこうなメンバーに来ていただいた。(カープは)今は上位にいるので、しっかり結果を出して、また秋に代表に来ていただけたらと思います」

井端監督も見守る中、連勝でカード勝ち越しを狙うカープ。1回、2アウト・2塁となって、4番・末包。その初球でした。「ツーアウトだったので張り切って振っていった」としっかりとらえた打球は、看板直撃のツーランホームラン。前日の秋山の先制ホームランと同じく、これでチームに勢いがつきました。

続く、2回の先頭は、ここ6試合ヒットがない 矢野雅哉 。打球はレフト前へ。「試合前の練習で秋山さんからプラスになるアドバイスをいただいた」と自身、26打席ぶりのヒットを放ちます。

1アウト・3塁・2塁となり、その秋山に打席が回ります。新井監督も賞賛したベテランらしい技術の詰まった犠牲フライでさらに得点を加えます。

カープの先発は、今シーズン2勝目を狙う開幕投手・九里亜蓮 。6日は特にコントロールが抜群でした。ストレートを中心にテンポよくストライクゾーンに投げ込み、好調ファイターズ打線に付け入るすきを与えません。

7回に1点を失いますが、最後は 松本剛 をフォークボールで空振り三振に打ち取り、ガッツポーズ。九里は、7回4安打無四球1失点、2勝目の権利を持ってマウンドを降ります。

九里亜蓮 7回 球数101 被安打4 奪三振3 失点1

9回は、守護神・栗林良吏 が、しっかり締めてゲームセット。カープは、連勝でカード勝ち越し。

そして、2年目の 新井貴浩 監督は、節目の100勝目を達成。九里からウイニングボールを受け取りました。

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小宅世人 アナウンサー
末包昇大、6日、やってくれました。すばらしいです。

青山高治 キャスター
もう打球がすごかったですよね。ライナーで。

小宅世人 アナウンサー
RCC野球解説者の 天谷宗一郎 さんもおっしゃっていたんですが、「まさにアーティスト。ホームランバッターの打球になっているね」と。そして、7日からロッテ戦が行われるわけなんですが、ロッテで現在、3割打っている 佐藤都志也 選手。キャッチャーですが、末包選手の大学時代、東洋大学のチームメート。「もともと実力がある選手なので数字には驚いていないです」と話していたんですけど、「戦うのが楽しみですね」と。どんな対戦になるのか注目です。

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