ベーブ・ルースとの“比較論”に「いつだって私はオオタニを推す」と回答! ド軍指揮官、大谷翔平を絶賛「あらゆる面において最強だ」

現地6月6日、ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平は、敵地ピッツバーグ・パイレーツ戦に「2番・DH」として先発出場し、6打数1安打、1得点。今季は右肘手術の影響で登板が不可能となっているが、ここまで打率.318、15本塁打、40打点、OPS.973といったハイアベレージをたたき出すなど、打撃面でリーグトップクラスの活躍を続けている。

そんなスーパーな活躍を続ける大谷と過去に幾度となく比較されてきたのは、元祖二刀流のベーブ・ルースだ。1914年から35年まで通算22年間プレーし、最も偉大な米スポーツ界の英雄と位置付けられているレジェンドだが、今回、この“比較論”について見解を問われたドジャースのデーブ・ロバーツ監督は、「いつだって私はオオタニを推す」と回答したという。

パイレーツ戦の試合前、米放送局『FOX Sports』の番組「The Herd with Colin Cowherd」に出演したロバーツ監督は、「実際にベーブ・ルースを見たわけではないが、ゲームの難易度や特殊性、そして足の速さを考慮し、いつだって私はオオタニを推す」と言及。活躍を近くから見守っている指揮官も偉才のパフォーマンスに驚きを隠せない様子だ。

また、「体格が想像以上に大きい」とあらためて大谷の印象を口にした指揮官は、「肩幅が広く、ウエストは細く、脂肪もほとんどない」とコメント。「三塁打を打ったり、内野安打で90フィート(本塁から一塁までの約27.4メートル)を駆け抜けるときの彼は、まさに地面を噛むような走りだ」と続け、その後も次のように絶賛していた。

「純粋なパワー、そして彼のやることすべてを見れば、ゲームのあらゆる面においてフィールド上で最強だ」

なお、この日行なわれたパイレーツ戦は、ドジャースが11対6で勝利。被スイープを回避し、現地7日からは、敵地でニューヨーク・ヤンキースとの3連戦を戦う予定だ。

構成●THE DIGEST編集部

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