【巨人】秋広優人 一塁守備で〝失策未遂〟…リクエストで判定覆り阿部監督も「ホッ」

6回、打球処理でファンブルする巨人・秋広優人

巨人・秋広優人内野手(21)が7日のオリックス戦(東京ドーム)に「5番・一塁」で先発出場。6回の一塁守備で「ヒヤッとした」プレーを見せた。

事件が起きたのは2点ビハインドの6回。先頭・太田が放った打球は一塁方向へ転がる打ち取った当たりとなったが、これを一塁・秋広がまさかのお手玉。慌てて白球を拾い直して一塁のベースカバーに入った戸郷へ送球するも、際どいタイミングに塁審は「セーフ」の判定を下した。

すかさずベンチの阿部監督はリクエストを要求。数分間のビデオ判定の結果、わずかに送球の方が早く到達していることが分かり、判定は「アウト」。これには指揮官も冷や汗をかきながら安どの表情を浮かべると、グラウンド上の秋広は表情を変えないまま力強くうなずいていた。

前日のロッテ戦では7回の守備から途中出場し、二死満塁からソトのフラフラと上がった左翼線への当たりを捕球できず、3点適時二塁打にしてしまった秋広。阿部監督から「あれはちょっと魔が差して。僕のせいです。別にあれでダイビングして捕れなかったら、誰もが納得するんですけど。捕れば終わりなのに…」と苦言を呈されていただけに、この日の〝失策未遂〟は秋広本人も肝を冷やしたことだろう。

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