大相撲の二子山部屋の「赤城合宿」が群馬県渋川市赤城町南赤城山の合宿所で行われている。7日の朝稽古では力士たちが激しくぶつかり合い、気迫あふれる取組を披露。見学したファンからは「ぶつかる音がすごい」「迫力が違う」などと感嘆の声が上がった。合宿は9日まで。一般見学も可能だが、後援会員が優先。
午前7時半から始まった朝稽古には関取の狼雅(ろうが)をはじめ、十両昇進を決めた生田目(なばため)が参加。若手力士とともに土俵に上がり、ぶつかり稽古や申し合いをこなして汗を流した。見学に訪れた渋川市小野子の佐藤富美枝さん(72)と野村明美さん(71)は「テレビで見るのとは迫力が違う」と興奮気味だった。
二子山親方(元大関・雅山)は「相撲をやりたい(群馬の)子どもたちにも相撲の良さを知ってもらいたい。合宿は良い機会」と話した。
「赤城合宿所」は2019年に完成。市内に研修所・保養所を持つ包装資材メーカー、トーシン産業(東京都)の見崎洋二社長が、二子山部屋後援会三芳支部会長に就いた縁で敷地内に建設した。合宿は年2回ほど行っている。