被災地に元気を 県いけ花作家協会展富山新聞高岡会館で開幕

花と書のジョイント大作に見入る来場者=高岡市の富山新聞高岡会館

 第31回富山県いけ花作家協会展(同協会、富山新聞社、北國新聞社主催)は7日、高岡市の富山新聞高岡会館で開幕した。能登半島地震からの早期復興を願い、被災地に元気を届けようと生けられた49点が来場者を楽しませた。

 世界的建築家の谷口吉生氏が手掛けた富山県内唯一の「谷口建築」である富山新聞高岡会館を会場にした2度目の協会展となる。「花 平和な未来へ」をテーマに、古流柏葉会、草月流、嵯峨御流、遠州秀月流の4流派が作品を寄せた。生け花と美術品と組み合わせた大作7点は互いの魅力を引き出し「調和の美」を生んだ。

 石川県いけ花文化協会の川口理智副常務理事(古流松栄会)が協賛出品した。

 開場式では富山県いけ花作家協会長の吉田仁富山新聞社代表(北國新聞社常務)があいさつした。

 展示は9日まで、午前10時~午後6時(最終日は午後5時まで)。入場は無料。

© 株式会社北國新聞社