シニア世代の熱い戦い! 県勢初の全国大会へ「70歳以上サッカー」県選抜チームが奮闘《長崎》

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70歳以上で構成されるサッカーの県選抜チームが九州王者として全国大会に挑みます。

シニア世代の熱い戦いです

巧みなパス回しに、力強いシュート。

プレーするのは全員、70代です。

なかなかメンバーが集まらずチームが組織できなかった70歳以上のサッカー県選抜チーム。今年は10年ぶりに約20人が集いました。

(松尾 輝良さん)

「小中高の先生方、それから警察官、消防署(員)、会社員、自営業、様々な仕事を経験した人たちの集まり」

4月の九州大会はチームとして久々の出場でしたが、見事 優勝。

8日に開幕するオーバー70の全国大会への出場権を獲得しました。

練習日のこの日は、同じ年代のチームとの交流戦です。

(渡辺 靖弘コーチ)

「8秒かけてあそこまで。瞬発系(の動き)は、70歳になったらこういうのが大事。自分で数えて。そうそう、あまり早く行ったらだめ」

ケガをしないようウォーミングアップは入念に。

(松尾 輝良さん)

「きょう交流戦やるが、秋田大会までもうあまり時間がないので無理はせんごと」

40歳から70歳以上まで、10歳ごとに区分されるシニアサッカー。

60歳以上の試合は20分ハーフで行われます。

県選抜のチームカラーは。

(松尾 輝良さん)

「攻撃型のチーム。運動量豊富な選手がいるので、守りについても硬い守りができる」

こう話すのはチーム最年長のディフェンダー、73歳の松尾 輝良さん。

サッカー歴はなんと60年以上。31歳までは三菱重工長崎サッカー部でプレー。今もシニアサッカー部に所属する現役のプレーヤーです。

フォワードとして果敢に攻めるのは、松山 公則さん71歳。

県警に勤務していた松山さんは、長年に渡り、白バイ隊員も務めました。

フィジカルの強さが持ち味です。

(松山 公則さん)

「体型を維持しようと思って、スクワットやウォーキングを毎日欠かさず30分か1時間程度やっている」

ただ、年を重ねるごとに以前のようにはいかないこともあるようで、スローインの場面では。

(ホイッスル)

「ピーッ」

腕が上がらず、ファウルスロー。

(松尾 輝良さん)

「頭の中でイメージしたように、ボールをコントロールできないというようなところがやっぱり日々感じられて過ごしている状況」

声を掛け合い、終了のホイッスルが鳴るまで果敢に攻めた選手たち。

交流戦では敗れましたが、約40分間、ピッチを走り続けました。

(松尾 輝良さん)

「(きょうは)本大会に向けていい練習になっている」

(松山 公則さん)

「楽しく怪我をしないように。そしてあとは少し勝負に気を入れて頑張りたい」

ブロック代表の12チームで争われる全国大会。県選抜のシニアリーガーが熱い気持ちで挑みます。

(円陣)

「声を大きく行きますよ。長崎、ファイト!声が小さか」

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